保育士対象の研修会の講師を務めました

10月14日(木)と10月20日(水)に開催された県内某所開催の研修会で講師を務めました。いずれも、「チームビルディング」と「セルフコンパッション」をテーマとするものでした。種明かしはせずに、会場の皆様にいいチームの要件を尋ねてみました。参加者の皆様より、①目的の共有、②仲間意識がある、③ 臨機応変に対応できる、というような要因が挙げられました。子どものチームと大人のチームを比較してみましたが、ほぼ共通の要因となりました。その後、参加者と議論を深めたところ、意見の異なるものの存在を許す(多様性の理解)というテーマにたどりつきました。

最近心理学では、多様性の理解について様々な研究や実践が行われ、たくさんの理論があります。私は、多様性とは、自分と反対の意見をもつ他者の存在を許せるか、ということだと考えています。このことは、自分の意見も他者の意見も等しく扱うということで、けして自分の意見に蓋をして他者に迎合するのでもなく、自分の意見を押し付けて、他者を排除するのでもありません。

このような考えは、古来より八百万の神を祀り、仏教や他の宗教とも共存してきた日本の文化には、とてもなじみの良い考えではないでしょうか(文責、柴田理瑛)。

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